介護の仕事をするなら正社員より派遣社員の方がいい理由
2024年12月11日 11:07
お仕事を探す際、安定を求めて正社員を希望する方は多いです。
しかし、職種や条件によっては、柔軟に対応できる派遣の方が希望する働き方を実現できるため、あえて派遣社員を選ぶ方も増えています。
この記事では、介護のお仕事をする場合、正社員と派遣社員のどちらが良いのか、派遣と正社員の違いをご紹介します。
介護のお仕事をお探し中の方、働き方に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
■介護の派遣と正社員の違いとは
介護職の場合、派遣と正社員ではどのような違いがあるのでしょうか。
以下で詳しく解説します。
・安定性の違い
正社員と派遣社員の違いとして、気にしている人が多いのが安定性の違いです。
正社員の場合、勤務先である施設と直接雇用契約を結びます。
契約期間に期限もないため、希望する限り働き続けることが可能であり、何か問題を起こしたり、施設が途中で閉鎖したりしない限り、いきなり仕事を失うことはありません。
一方、派遣の場合、雇用契約を結ぶのは就業先の施設ではなく派遣会社です。
さらに、派遣期間にも制限があり、同じ場所で働けるのは最長で3年までと法律で定められています。
・給与や福利厚生の違い
同じ場所で働いていても、雇用主が異なる派遣と正社員では、給与や福利厚生にも違いがあります。
正社員になると基本的に給与は月給制であり、福利厚生も勤務先の施設のものが適用されます。
フルタイム勤務であれば社会保険や雇用保険も適用されるほか、昇給やボーナスもあります。
一方、派遣社員の給与は時給制であることがほとんどです。
勤務時間を短くしたり勤務日数を減らしたりと、人によって働き方が異なるため、働いた分だけ給料をもらえる仕組みとなっています。
また、福利厚生も適用されるのは派遣会社のものであるため、充実しているかどうかは登録する派遣会社によって異なります。
・勤務時間の違い
派遣と正社員では勤務時間も異なります。
正社員の場合、勤務時間は勤務先の施設との契約に従います。
そのため、契約内容や職場の状況によっては夜勤や土日勤務も行う必要があります。
一方、派遣社員の場合、勤務時間や勤務日数は派遣会社と相談し決めることが可能です。
例え、夜勤や土日勤務のある施設であっても「しない」という選択もできるため、自分のペースで働けるでしょう。
■正社員よりも派遣が良いと言われる理由とは?
正社員と派遣のどちらが良いかは、職種や働き方、求める条件によって異なります。
しかし、介護職の場合、いくつかの理由から「正社員よりも派遣の方が良い」と感じる人もいるようです。
そこで、以下では派遣の方が良いと感じる理由をご紹介します。
・業務範囲が明確である
派遣の場合、仕事内容は事前の契約により細かく決められています。
さらに業務範囲も明確であるため、何か問題でもおきない限り、イレギュラーな対応を求められることはほぼありません。
また、基本的な業務は、正社員のサポートであるため、責任や負担が少なく、働きやすいといった理由が挙げられます。
・派遣社員の方が稼げることも!
派遣社員は、アルバイトやパートなどほかの雇用形態に比べ、時給が高い傾向にあります。
同じ非正規であれば、派遣社員が最も効率的に稼げるでしょう。
正社員も稼げますが、その分業務の負担や残業も増える傾向にあり、時給換算した場合、派遣社員で働いた方が良いケースも少なくありません。
派遣なら基本的に残業などもないため、決められた時間内できっちり稼ぎたい方は派遣社員が適しています。
・様々な経験を積める
介護派遣の場合、派遣先によって業務内容が異なります。
また、利用者さんの介護レベルも違うため、派遣先が変わる度に新たな経験を積むことが可能です。
幅広い業務を経験することで、スキルアップを目指せるのはもちろん、自分に合った仕事や職場を見つけられるのも、派遣ならではの魅力です。
・何かあれば派遣会社がサポートしてくれる
派遣として働く場合、何か問題があれば派遣会社に相談することが可能です。
派遣先には言いにくい悩みや不安も派遣会社を通して伝えられます。
また、トラブルが起きた際は派遣会社がサポートしてくれるので、安心して働けるでしょう。
・希望する働き方が実現しやすい
老人介護施設などで働く場合、夜勤があり、正社員であれば行うのが一般的です。
しかし、派遣の場合、契約に夜勤に関する内容が含まれていない限り、行う必要はありません。
派遣社員に契約内容以外の業務をさせることはできないからです。
万が一、契約内容に含まれていないにも関わらず夜勤を求められたとしても、派遣会社に相談すれば解決可能です。
残業も同様であるため、時間外勤務をすることなく、希望する働き方を実現することが可能です。
■介護派遣が向いている人の特徴
最後に、介護派遣が向いている人の特徴をご紹介します。
派遣と正社員、どちらの働き方を選べば良いのか悩んでいる方は、当てはまる項目があるかチェックしてみてください。
・プライベートと仕事を両立したい
派遣の場合、勤務日数や勤務時間は契約時の条件が適用されます。
仕事内容も決まっており、雑務やミーティング、研修といった業務は行わなくて良い場合が多く、自分の仕事に専念することが可能です。
また、基本的に残業はなく、時間になったら退勤できるため、プライベートの時間を確保しやすいです。
「時間通りに仕事を終えたい」「プライベートを充実させたい」と考える方は、派遣という働き方が適しています。
・未経験だけど介護職をしたい
最初から正社員を目指すとなると、どうしても経験者や資格保有者が優遇される傾向にあり、未経験者や資格を持っていない人は仕事が見つかりにくいのが現状です。
しかし、介護派遣の求人の中には、経験や資格がなくてもできる仕事も多々あります。
そのため、仕事をする中で経験を積んだり、資格取得を目指したりすることが可能です。
派遣として経験を積むことで、後々正社員への転職を有利に進めることもできるでしょう。
派遣会社によっては、資格取得やスキル習得を目指せる支援制度が整っているため、未経験で介護職で就きたいと考える方におすすめです。
・人と接するのが好きである
介護のお仕事は、人と接しながらサポートするのが主となります。
また、サポートする相手に合わせて臨機応変な対応を求められることも往々にしてあるため、「人と接するのが苦手」「苦手ではないが人見知りしてしまう」といった人には、少し難しいかもしれません。
一方で、「人と接するのが好き」「サポートすることに喜びを感じる」といった人は、非常にやりがいがあり、向いている仕事と言えるでしょう。
今回は、正社員との違いや介護のお仕事をするなら派遣が良いと言われる理由についてご紹介しました。
正社員と派遣、どちらが合っているかは、希望する働き方や条件によって変わります。
しかし、「プライベートの時間を確保したい」「仕事と家庭を両立したい」など、勤務日数や勤務時間に希望があるのであれば、派遣社員の方が自由な働き方を実現できるでしょう。
また、派遣であれば未経験や資格がなくても、介護職に就くことも可能です。
将来に向けて経験を積みたい、介護職にチャレンジしてみたいと考えている方は、ぜひ派遣を検討してみてはいかがでしょうか。
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